2012年1月28日土曜日

集客UPのためのホームページ制作依頼 2つのポイント

ホームページを新たに制作、またはリニューアルするときに、次の2つのことに理解のあるサイト制作会社にお願いすることをオススメします。

婚礼施設の場合、ホームページを制作・改修する最大の目的は「集客数UP」です。しかし一般的にサイト制作会社は、制作業務に関しては一生懸命に取り組んでくれますが、CV数(資料請求数や問い合わせ数)の計測や、集客結果を元にした改善提案まで気配りできる会社は極めて少ないのが実情です。

弊社の経験でも、「CV計測は業務範囲外」「集客数UP法などわかるはずもない」などサイト制作業務以外については、最初からヤル気のない制作会社が大多数で一般的な印象があります。

そこで、新規制作やリニューアルの際に、単なるデザインの好みに終止した制作依頼ではなく、最大の集客結果を得るための制作依頼の2つのポイントをご紹介いたします。
ご参考いただければと思います。


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1)最低限の内的SEO施策をお願いしますと伝える
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-POINT-
・ タイトルはページごとに固有のタイトルをつけて下さい 。と伝える
・メタキーワード、メタディスクリプションは全ページしっかり書いて下さい。と伝える

このポイントは当たり前すぎて、このようなことを伝えるとサイト制作会社に鼻で笑われてしまうかもしれません。スポーツで例えるとプロに対して「腕立て・腹筋をっしっかりしよう」というレベルのことですが、サイトの表側からは見えない部分ですのでサボろうと思えばいくらでもサボれる業務なのです。実際にこの2つが十分でない婚礼施設をたくさん見てきました。

「そこまでは対応できない」というサイト制作会社もいますが、作業としては文章を書いてコピペするだけものです。とても重要なポイントですので、発注主が文章を作成してサイト制作会社に提出すればできることですし、発注側にそのくらいの意識は必要だと思います。

-WHY-
検索エンジンは世の中のすべてのサイトを定期的に巡回しています。なぜ巡回しているかというと、検索エンジンは利用者が入力したキーワードに対して、適応するサイトを順位をつけて表示しなければならないからです。

検索エンジンは、世の中のすべてのサイトを巡回して順位付けの材料を取得していると考えるとわかりやすいと思います。その材料の一部がタイトル、メタキーワード、ディスクリプションというわけです。

※参考 『Google』がサイト制作の指針を公式に出していますので参考にして下さい。
『Google 検索エンジン最適化スターターガイド』 (pdf)

-EX.-
サイト上にマウスカーソルをあて、右クリック(winの場合)で「ソースを表示」でその内容を確認することができます。下記は弊社のTOPページの例です。
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<meta name="title" content="婚礼業界の広告・販売促進・媒体コンサル|We are CDM : 課金型広告サービス「CDM AD SYSTEM」 - サービス内容" />
<meta name="description" content="婚礼業界と婚礼媒体、そして結婚式を控える利用者をつなぐウエディングに特化した広告配信企業です。ブライダルに関する広告や販売促進のCDMレポートを提供。" />
<meta name="keywords" content="株式会社CDM,婚礼業界,婚礼媒体,結婚式,ウエディング,ブライダル,広告,販売促進,CDMレポート" />

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検索エンジンでの検索結果では次のように表示されます。


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2)効果測定ができるサイトにして下さいと伝える
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-POINT-
・『Google Analytics』の設置と目標設定までお願いします。と伝える
・フォームの完了ページには必ず固有のURLをつけて下さい。と伝える。

「効果測定」のことをWEB業界では「解析」といいます。正確に言えば、「効果測定」は「解析」の一部ですが、「解析」では意味の幅が広すぎるので、このブログでは「効果測定」と表現しています。

『Google Analytics』は無料で利用できますので世界中で最も多く活用されています。設置手順は次のとおりです。次の一連の作業は約15分でできる簡単な作業です。

・『Google』アカウントを取得する
・『Google Analytics』から効果測定したいサイトを登録する
・目標(資料請求数や来館予約数など)がカウントできるよう設定する
・計測するための「タグ」という命令文が発行されますので、サイト内のすべてのページにタグをコピペする

!注意!
フォームとは、資料請求や来館予約などのカップルがアクションするための仕組みです。フォームは通常次の3つのページで成り立っています。
・入力画面 …利用者が名前や連絡先を入力するページ
・確認画面 …入力内容に誤りがないかを確認するページ
・完了画面 …「資料請求ありがとうございました」と完了したこと伝えるページ(このページを「サンキューページ」という言い方をする場合もあります)

よくあるケースとして、この3つのページが動的な1つのページで制作されることがよくあります。この方法はメリットも多いのですが、効果測定が全くできないので注意して下さい。弊社の経験では3件に1件がこのケースにあてはまります。

もし、このような制作で仕上がってしまった場合は、サイト制作会社に「完了ページを固有なURLをもつページに変更して下さい」と伝えて下さい。

-WHY-
効果測定の仕組みは単純です。
完了ページまでたどり着いた回数=CV(資料請求や来館予約など)の件数
とカウントいう考え方をしているため、先の3つのページが同じだと正確ではない計測になってしまうのです。

*『Google Analytics』は全体のページを計測するため、すべてのページにタグをコピペ剃る必要があります。また、『AdWords』や『Yahoo!リスティング』はCV数のみの測定が目的のため、完了ページのみにコピペすればOKです。

-EX.-
少しの工夫で、次のような効果測定が可能です。
・参照元別CV数 …どのサイト(広告)から来たカップルが何件CVにつながったか?
・キーワード別CV数 …どんなキーワードを入力して来たカップルが何件CVにつながったか?


実際の『Google Analytics』の画面では下の図版のように計測結果が常に前日までの結果として表示されます。

・計測期間  … 週間、月間、半年など
・計測内容  … 参照元別CV数やキーワード別CV数など
・目標(CV)別件数  … 資料請求数 来店予約数、フェア予約数など
・詳細 …参照元サイトや自然検索か広告か、どんなキーワードかなど 


□参照元別CV数の例
□キーワード別CVの例

これらを計測できてこそ、サイト制作やリニューアルの方針や目的が明確になると思います。単なるデザインの好みだけで制作するサイトとは集客結果が大きく変わりますので、ご参考いただければと思います。







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