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2026年7月29日水曜日

新規のお客様に届く 暑さ連動の集客バナー

※本記事は2026年7月時点の情報です。

「熱中症特別警戒アラート」に備える結婚式場のための連載記事です(全9回/本記事は第7回)。第6回ではお知らせの出し方を整理しました(第6回はこちら)。今回は同じ仕組みを、新規のご相談を増やす側に広げます。

目次

  1. 暑い時期こそ、オンライン相談を前に出す
  2. 局面別の文言例
  3. 言葉選びの基準
  4. まとめ
  5. 今後の連載予定
  6. よくある質問

1. 暑い時期こそ、オンライン相談を前に出す

暑さが続くと、見学やご相談に足を運ぶこと自体が重荷になります。ご予約は鈍り、当日のお取りやめも増えます。検討が止まったわけではないのに、です。

そこで有効なのがオンライン相談です。動画での会場案内、空き日の確認、お見積りまで、外に出ずに進められます。カタログの中身もサイトで見られるいま、最初の一歩は資料請求からオンライン相談へ移りつつあります。暑い時期は、その好機です。

大切なのは、オンライン相談の到達点をサロンでのご予約に置くことです。ご来館を減らす取り組みではなく、入り口を増やす取り組みだと考えます。

その入り口を作るのが集客のバナーです。お知らせは事実を伝えるもの、バナーは行動を提案するもので、役割が違うため同時に出せます。

2. 局面別の文言例

バナーは「固定の部分と、差し替える1行」で作ります。写真や説明はそのままに、上部の一行だけを入れ替える形です。前日14時の判断から、その日のうちに掲出できます。

大切なのは、差し替える文言を事前に用意し、承認まで取っておくことです。遅れの原因は制作よりも承認だからです。第6回の3局面に沿った例です。

局面① 暑い日・警戒アラートが続く期間
・暑い日のお出かけがご負担なときは
・外を歩くのがためらわれる暑さの日は
・厳しい暑さが続く日が増えてきました

局面② 特別警戒アラートの発表〜当日
・無理なご来館はどうかお控えください
・暑さが心配な日は、ご自宅からどうぞ
※第6回で述べたとおり、局面②は売り込みの調子を控える場面です。ただし、無理なご来館を避けていただくご提案は、この局面でこそ役に立ちます。

局面③ 翌日以降
・暑さでご来館を見合わせた方も
・涼しい時間のご相談も承っています

共通で使う部分の例
(主文)初めてのご相談は、ご自宅からのオンライン相談で
(補足)30分程度でも承ります
(できること)動画での会場見学 / ご希望日の空き確認 / おふたり用のお見積り作成

下段の「できること」を具体的に並べるのが要点です。ご予約前の方ほど、何が起きるか分からないままでは動けません。着地先は第5回の暑さ対策ページと揃えます。

3. 言葉選びの基準

迷うのは、どこまで強い言葉を使うかです。基準は2つあります。

1つは、気象ではなくお客様の状態を主語にすること。「厳しい暑さです」ではなく「暑い日のお出かけがご負担なときは」と書きます。もう1つは、強さを危険との距離で決めることです。

お相手 場所 言葉
ご検討中の新規のお客様 集客のバナー 穏やかに、行動のご提案として
不特定の方・ご契約済みの方 お知らせページ 正式名称で事実を明記し、発表元の表現を引用する
当日ご来館・ご列席の方 個別のご連絡 最もはっきりと。していただきたい行動まで具体的に

危険が集中するのは、その日に屋外へ出る方です。迷わずはっきりと、検討段階の方には穏やかに。優しさと曖昧さは別のものです。

4. まとめ

集客のバナーは、暑さで止まりかけたご相談を受け止め、ご来館へつなぐ入り口です。局面ごとの一行と文言集があれば、判断から掲出まで1日で回ります。次回は広告の運用に広げます。

5. 今後の連載予定

よくある質問

Q1. オンライン相談を前に出すと、ご来館が減りませんか?

A1. オンライン相談の到達点を、サロンでのご相談・ご見学のご予約に置いてください。そう決めれば、オンライン相談はご来館の代わりではなく、その手前の一段になります。資料請求が担っていた役割を置き換えるもの、と考えると整理しやすくなります。

Q2. バナーの文言は、いつ決めておくべきですか?

A2. 暑さの時期に入る前に、局面別の文言案をまとめて用意し、決裁までとっておくことをおすすめします。発表の当日に文言を考えて承認を待つと、掲出が翌日以降になりがちです。

Q3. 「猛暑」「酷暑」といった強い言葉は使うべきですか?

A3. 集客のバナーでは避けることをおすすめします。強い言葉は式場が気象を語る言葉になりがちで、お客様の気持ちからは遠のきます。一方、お知らせページでは正式名称のまま事実を書きます。伝える相手と場所で使い分けてください。

この記事を書いた人:村田 成至

婚礼分野専門のWEB集客コンサルタント。婚礼情報誌「ゼクシィ」の創刊メンバーとして婚礼集客に携わり、情報誌時代を含めこの道30年以上。現在はSEO・AIO・WEB広告・サイト運用の支援を行う。顧客は中小の結婚式場から最大手の上場企業まで。婚礼衣装、ブライダルジュエリー、ウェディングフォトの分野の集客サポートも手がける。
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