「特定サービス産業動態統計調査」(経済産業省)は信用出来ないと思うのは私だけでしょうか?
・2012年4月売上高 前年同月比2.2%UP
・2011年4月売上高 前年同月比3.9%UP
震災翌月でも前年比(2010年比)ややUPということですし、今年は震災翌月の昨年と比べて、ややUPということです。 よくわかりません。…詳細は6)
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この1年間でスマホ→公式サイトの流入数が増えています。弊社顧客では48%を超えるケースもあります。
この1年間でスマホからの流入がどのくらい増えたのかを、弊社顧客の事例でご紹介します。…詳細は1)
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『ゼクシィ』への のべ広告参画数は前年同月比で▲16.4%と、極端な下げ率になりました。10P以上の掲載会場も、昨年13件→今年7件に減少。
その中で、かつて「ミスターゼクシィ」と呼ばれた岩本氏が率いるエスクリのラグナヴェールトーキョーが5月の『ゼクシィ』関東版のNO1掲載ページ数を記録しました。
ラグナヴェールトーキョーは09年12月以降今年3月までは平均4P強の出稿ページ数だったのですが4月8P、5月12Pと大量出稿型に転じました。「ミスターゼクシィ」の販促術に注目したいと思います。…詳細は5)
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1)スマホからの流入はどのくらい?昨対比較
2)信用できない婚礼コンサル会社の見分け方
3)12年5月度 婚礼7サイトUU(訪問)数調査
4)12年5月度 上場企業・注目企業サイトUU(訪問)数調査
5)12年5月度 首都圏広告掲載調査 概要
6)今月の新規出稿会場(首都圏)
7)「特定サービス産業動態統計調査」4月確報は信用できるか?
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1)スマホからの流入はどのくらい?昨対比較
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弊社顧客をサンプルにスマホの流入シェアを調べてみました。
■調査会場 プロフィール
・神奈川県の神社挙式&フォトウエディング事業を主力とした企業
・年間施行数は挙式約100件、フォトウエディング約200件
・集客は雑誌のパブリシティを除けばほぼWEB広告のみ
■調査内容
・『Google Analytics』のユーザーサマリー(OS別)を参照
・2011年5月、2011年11月、2012年5月と6ヶ月おき3回の集計
・スマホ=iPhone、Android、iPad、iPod、iOSと定義
■調査結果 概要 (前年同月比較)
・スマホからの流入シェアは3.5倍に拡大
・シェア順:iPhone 10.6%、Android 9.3%、iPad5.9%、iOS 0.8%、iPod 0.2%
・シェア拡大順:iPad 5.8倍、Android 4倍、iPhone 2.7倍
・シェア減少:iPodのみ。▲0.5%
スマホからの流入が今後もしばらく増えていくと予測します。
次の2つの傾向がその理由です。
まず、最もシェアの拡大率の大きいiPadは、iPhoneとは一線を置く、タブレット型活用の新しいユーザーの拡大だと推測します。
また、docomoユーザーを「流行に左右されにくい一般層」と仮定すればAndroidユーザーのスマホ利用は始まったばかりで今後も急速に拡大するものと推測します。
今回調査した企業は、雑誌やTVCMを活用していない企業です。おそらく、雑誌やTVCMを活用する企業や会場は、すぐにその詳細を知りたいというユーザーの需要からさらにスマホのシェアが大きいものと考えています。実際に弊社顧客で最もスマホのシェアが大きい企業は、先月5月の実績で48%を超えています。
今後はスマホ対応が、集客に大きな影響を与えることは間違い無いと考えます。
■調査結果 詳細
[OS別 PCとスマホの流入シェアの推移]
調査月 11年5月 11年11月 12年5月 拡大率
PC 92.2% 84.5% 73.0% 79%
SP 7.5% 15.3% 26.7% 357%
その他 0.3% 0.2% 0.3% 91%
[OS別 スマホの流入シェアの推移]>
調査月 11年5月 11年11月 12年5月 拡大率
Android 2.3% 6.6% 9.3% 399%
iOS 0.0% 0.0% 0.8% DIV/0!
iPad 1.0% 1.9% 5.9% 582%
iPhone 3.9% 6.4% 10.6% 269%
iPod 0.2% 0.4% 0.2% 95%
以上、ご参考下さい。
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2)信用できない婚礼コンサル会社の見分け方
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信用できない婚礼コンサル会社は10分あれば簡単に確認することができます。婚礼施設も婚礼コンサルも、今最も弱いのが上記の「集客」だと弊社は考えています。
*補足 「商品企画、集客数UP、成約率UP、単価UP…」 http://bit.ly/MIyWy9
ゆえに、この「集客」に関する取組み姿勢を確認すれば「そのコンサル会社の実力が垣間見える」と考えています。
もちろん、「単価UPだけの研修を受けたい」などの新規受注後のスポット的なコンサル会社への依頼については、本ブログの本題からは外れます。
本ブログは「集客」に関わる受注までの、商品企画~新規接客のコンサルが信頼に足るかどうかを見分けるための簡易手法に過ぎません。
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次の2つの確認でおおよその力量は予測できると考えています。弊社がコンサル会社と打合せをする時も、同じ方法で打合せの事前準備をしています。
1)コンサル会社のサイトに解析ソフトが導入されているかを調べる
→小窓の右側に「0」と表示されると要注意。1以上であればひとまず安心。
■確認方法
・コンサル会社のサイトを開く
・カーソルを画面に合わせ右クリックで「ページのソースを表示」をクリック(Windowsの場合)
・「ソース」とよばれる文字列が出たら「Ctrl+F」を押す
・右上に小窓が出るので「google」とタイピングする
これは『Google Analytics』という効果測定のための無料の必須ツールが導入されているか否かを調べるための流れです。
自社サイトの解析をしていないということは、WEBに関する知識が乏しいか、集客結果には興味が無いことを示します。この時代にWEBに関する最低限の知識がないことは致命傷と言わざるを得ません。
2)コンサル会社サイト内に問合先メアドが掲載されているかを確認
→問合先メアドが掲載されていれば要注意。なければひとまず安心
■確認方法
・コンサル会社のサイトを開く
・この会社への問い合わせページを開く
・フォームではなく、メールソフトが立ち上がる。または、問合先メアドが掲載されている
これは上記と同様に、「効果測定」を実施しているかを調べるための流れです。通常、サイト経由の問い合わせは「フォーム」とよばれる必要事項の入力画面を活用します。
「フォーム」を活用することで、「どのサイトから来たのか」「どんなキーワードできたのか」などの情報を入手できることがその理由です。メールで問い合わせを受けると、それらの必要な情報が入手できません。このポイントも、WEBに関する知識が乏しいか、集客結果には興味が無いことを表しています。
■さらに確度を高めるために、コンサル会社の顧客サイトを確認する
コンサル会社のサイトには、これまでに手がけた実績が掲載されていることが多く、その顧客名(婚礼施設名)も掲示しています。
これらの婚礼施設のサイトを上記と同様にチェックしてみて、コンサル会社のサイトの状況と同じであれば、疑う余地はないかもしれません。
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3)12年5月度 婚礼7サイトUU(訪問)数調査
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■婚礼7サイトUU(訪問)数 *単位:千。
1)7サイト合計1,938。前年同月比139.9%。前月比112.7%
GW明けの反響の上昇期。例年通りの波。弊社顧客の6月の訪問数状況も上げ調子。
2)『Wedding Park』『みんなのウェディング』は20%以上のUP
すべてのサイトが前月比でUPする中、『Wedding Park』『みんなのウェディング』は20%以上のUP。前年比では『みんなのウェディング』『ぐるなびwedding』『en-wedding』が50%以上UP。
□婚礼7サイトUU(訪問)数 ...は前年同月比
『ゼクシィ』830 ...136.1%
『W Park』390...121.9%
『ぐるなびW』290...223.1%
『みんなのW』270...150.0%
『en-W』83...193.0%
『楽天W』64...76.2%
『W Walker』11...61.1%
□婚礼7サイトUU合計=100の時
『ゼクシィ』42.8%
『W Park』20.1%
『ぐるなびW』15.0%
『みんなのW』13.9%
『en-W』4.3%
『楽天W』3.3%
『W Walker』0.6%
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4)12年5月度 上場企業・注目企業サイトUU(訪問)数調査
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■上場企業・注目企業サイトUU(訪問)数 *単位:千。
1)上場企業サイトUU(訪問)数
上場6社の訪問数合計は前月比121%。中でもノバレーゼが218.2%と大躍進。6社中前月比で▲なのはT&GNのみ。
T&GN 84
ワタベウエディング 77
ノバレーゼ 48
アニヴェルセル 39
ベストブライダル 上位7会場 36
エスクリ 上位4会場 21
*ベストブライダルとエスクリは各事業所別にドメインが違うため、ドメインごとの合計を計算しています。また、UU数が少なすぎると計測不能となり上記の値については計測可能なものの合計のみを「上位○会場」として発表しています。
2)注目企業サイトUU(訪問)数
注目3社の訪問数合計は前月比142.9%。すぐ婚は174.4%と大きく伸ばし、3ヶ月連続UP。3社の差は過去3ヶ月で最大に。
すぐ婚 33
楽婚 20
スマ婚 15
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上記はすべて『DoubleClick Ad Planner』にて調査しています。『DoubleClick Ad Planner』は無料ツールで、PCやスマートフォンさえあれば、誰でもいつでもどこでも調べられます。広告宣伝担当の方の基礎資料の作成にはたいへん役立ちます。
操作も簡単で婚礼サイトのURLを入力するだけです。次のURLをクリックすると『ゼクシィ net』のUUが即時に出てきます。http://bit.ly/fDynhN
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5)12年5月度 首都圏広告掲載調査 概要
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■雑誌媒体(首都圏)
□対前年同月比83.6%
ホテル、式場、レストラン、挙式場の全てで減。東京、神奈川、千葉、埼玉のすべての都県で減。
*一都三県会場のべ出稿件数。http://bit.ly/dzhs4Q
□『ゼクシィ』企画別前年同月比:
ブライダルフェアは52%。東京97%多摩94%神奈川99%千葉89%埼玉106%。レストラン94%挙式場140%
*一都三県会場のべ出稿件数。http://bit.ly/dzhs4Q
昨年5月は震災直後の無料特典のため一時的に掲載数が増えていました。その月との比較のため大きく参画数を落としたように感じるのだと思います。
□『ゼクシィ』6P以上出稿会場:
67件。昨年60件。3年前(09年)は39件。前年比では東京昨年29件→今年35件、神奈川20件→19件、千葉5件→6件、埼玉6件→7件。件数は昨年より増加していますが、10P以上の掲載会場は減少。昨年13件→今年7件。リビエラトウキョウは今年も昨年も12Pだが、昨年6位に対し今年は1位。
*一都三県会場のべ出稿P数。http://bit.ly/kBSsEW
□『ゼクシィ』最多出稿会場:
リビエラトウキョウとラグナヴェールトーキョーが18PでTOP。エスクリの会場がTOPになるのは初。
ラグナヴェールトーキョー→http://bit.ly/MfkSik
ラグナヴェールトーキョーは2009年12月の初出稿から今年3月までは月平均4P強の出稿量だったのが4月8P、5月12Pと大量出稿型に転じました。「主要駅至近会場に落込なし」の持論を堅持できるかに注目したいと思います。
ちなみにラグナヴェールトーキョーのエスクリ社長岩本氏は、リクルート在籍時には婚礼業界で「ミスターぜクシィー」と呼ばれた販促の名手です。今後の『ゼクシィ』の活用にも注目したいと思います。
□『ゼクシィ アネーロ』へのホテルと式場広告出稿
5会場のみ。アサクサビューホテル、ホテルインターコンチネンタルトウキョウベイ、ホテルニッコウトウキョウ、ザクラシカトウキョウ、
*一都三県会場のべ出稿件数 →http://bit.ly/dzhs4Q
■WEB媒体
□WEB媒体前年同月比。
『ゼクシィ net』104.6%『Wedding Park』100.3%。
三年前比(08年)はそれぞれ106.1%、124.1%
*一都三県会場のべ出稿数。http://bit.ly/cXDhuL
□『ゼクシィ net』と『Wedding Park』の差
挙式場で『Wedding Park』が初めて『ゼクシィ net』を超える。
ホテル:ゼ132パ73、式場:ゼ160パ122、
レストラン:ゼ145パ112、挙式場:ゼ32パ33
*一都三県会場のべ出稿数。http://bit.ly/cXDhuL
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*気になる会場の広告出稿状況はこちらで検索!
カタカナで会場名を入力するだけ。(一都三県。過去12ヶ月分)
『CDM Marketing System』 http://bit.ly/aapLMZ
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6)今月の新規出稿会場(首都圏)
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■『ゼクシィ net』
・ユキノビジュツカン:式場
・ダボスノオカリゾート:ホテル
■『Wedding Park』
・ルプティトノートラノモン:レストラン
・ヒカワジンジャ(アカサカ):挙式場
・シロガネヒカワジンジャ:挙式場
・サクラジングウ:挙式場
・ハトノモリハチマンジンジャ:挙式場
■『ゼクシィ』
・レストランセントロ フォレストインショウワカン:レストラン:860ページ
・リュクスアベニューギンザ:式場:1048ページ
・プラチナウエディングスタイル:プロデュース:1340ページ
・ニジカイワールド:プロデュース:1342ページ
■『R&GHウエディング』
・ジンジャケッコンシキサポートデスク:プロデュース:178ページ
・レストランエスカーレ ホテルモントレアカサカ:レストラン:216ページ
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7)「特定サービス産業動態統計調査」4月確報は信用できるか?
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「特定サービス産業動態統計調査」(経産省)の4月分確報では、結婚式場業の4月売上高が前年同月比2.2%UPとのことです。参考 :http://bit.ly/KK9RQp
同調査によると、昨年4月の確報でも、売上高前年同月比で3.9%UPと記録されています。
・2012年4月売上高 前年同月比2.2%UP
・2011年4月売上高 前年同月比3.9%UP
昨年4月は震災発生の翌月です。その時期の売上高や施行件数と今のそれらがほとんど変わらない(というか、売上高は昨年4月の一昨年日より伸び率は下がっています)ということをどのように理解すれば良いのでしょうか?
そもそもこの調査は信用できるのでしょうか?
調査対象は、どの地域のどんな会場が何会場あるのでしょうか?
(どこにも表記されてないのですが、どなたか御存知ですか?)
もし、「今年の4月は震災直後並」であるならば、婚礼業界はかなり速いスピードで衰退しているといえるでしょう。これって信じられますか?
以上
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